!!!wxDbConnectInf このクラスは、ODBCデータソースへのコネクションで必要なデータを保持するために使用される。この情報には、SQL環境ハンドル、データソース名、ユーザID、パスワード、そして(dBaseで使用される)デフォルトディレクトリパスが含まれる。このクラスで保持される、その他のオプションのフィールドは、記述(description)とファイル種別である。将来サポートされる関数では、両方とも、データソース定義の作成/操作のために追加される予定である。 wxDbConnectInf::wxDbConnectInf wxDbConnectInf::~wxDbConnectInf wxDbConnectInf::AllocHenv wxDbConnectInf::FreeHenv wxDbConnectInf::Initialize wxDbConnectInf::GetAuthStr wxDbConnectInf::GetDefaultDir wxDbConnectInf::GetDescription wxDbConnectInf::GetDsn wxDbConnectInf::GetFileType wxDbConnectInf::GetHenv wxDbConnectInf::GetPassword wxDbConnectInf::GetUid wxDbConnectInf::GetUserID wxDbConnectInf::SetAuthStr wxDbConnectInf::SetDefaultDir wxDbConnectInf::SetDescription wxDbConnectInf::SetDsn wxDbConnectInf::SetFileType wxDbConnectInf::SetHenv wxDbConnectInf::SetPassword wxDbConnectInf::SetUid wxDbConnectInf::SetUserID !! wxDbConnectInf::wxDbConnectInf wxDbConnectInf() デフォルトコンストラクタ。 wxDbConnectInf(HENV henv, const wxString &dsn, const wxString &userID="", const wxString &password, const wxString &defaultDir="", const wxString &description="", const wxString &fileType="") 全てのメンバ変数の初期値設定を可能にする、コンストラクタ。 コンストラクタに1つの引数を渡すのではなく、このコンストラクタに対して、強制的にSQL環境ハンドルを自動的に作成するhenv引数に関して、下記の注意事項を参照のこと。 <<引数>> ::henv :::このコネクションに対して使用される環境ハンドル。SQL環境ハンドルを作成する方法については、wxDConnectInf::AllocHenvを参照のこと。注意:この引数にNULLを渡すということは、コンストラクタ自身でSQL環境ハンドルを作成しなければならないことを、コンストラクタに対して通知する。この引数にNULLを渡すと、コンストラクタは、内部的にwxDConnectInf::AllocHenvを呼ぶ。デフォルトのデストラクタが呼ばれたときに、デストラクタが環境ハンドルを開放するためにwxDConnectInf::FreeHenvを自動的に呼ぶよう、HENVがコンストラクタで作成されたことを示す、内部的なフラグが設定される。 ::dsn :::データソースへのコネクションを作成するためにwxDbインスタンスを作成するときに使用される、データソースの名称。 ::userID :::オプションとして、多くのデータソースは、データソースやデータテーブルにアクセスする時に接続ユーザに許可する特権を決定するために、ユーザ名の使用を認める(あるいは、要求する)。デフォルトは、""である。 ::password :::オプションとして、'userID'で指定されるユーザIDに関連付けられたパスワード。デフォルトは、""である。 ::defaultDir :::オプションとして、データファイルが格納されているパスとして、データソースで使用される。dBaseは、この情報を要求するデータソースの1つの例である。デフォルトは、""である。 ::description :::オプションとして、将来使用されるものである。デフォルトは、""である。 ::fileType :::オプションとして、将来使用されるものである。デフォルトは、""である。 <<所見>> プログラムが長い書式のコンストラクタを使用し、コンストラクタに対してSQL環境ハンドルを自動的に作成させ、さらに、ハンドルの破棄を管理することが、強く推奨される。 <<例>> wxDbConnectInf *DbConnectInf; DbConnectInf = new wxDbConnectInf(0,"MY_DSN", "MY_USER", "MY_PASSWORD"); ....the rest of the program delete DbConnectInf; <<参考>> wxDConnectInf::AllocHenv, wxDConnectInf::FreeHenv !! wxDbConnectInf::~wxDbConnectInf ~wxDbConnectInf() クラスのインスタンスのデフォルトデストラクタ。wxDbConnectInfの長い書式が使用された場合、デストラクタは、SQL環境ハンドルを破棄するために、wxDbConnectInf::FreeHenvを呼ぶことを管理する。 !! wxDbConnectInf::AllocHenv bool AllocHenv() あるODBCデータソースと連動して使用される、SQL環境ハンドルを確保する。 <<注意>> この関数は、長い書式のwxDbConnectInfデフォルトコンストラクタで、自動的に呼ばれる。 !! wxDbConnectInf::FreeHenv void FreeHenv() このクラスのインスタンスで管理されている、SQL環境ハンドルを開放する。 <<注意>> SQL環境ハンドルが長い書式のwxDbConnectInfコンストラクタを使用して作成された場合、このクラスのデストラクタが呼ばれたときにHENVが破棄されなければならないことを示すフラグがfalseにリセットされる。そのため、その後、wxDbConnectInf::AllocHenvを使用して作成されたハンドルは、この関数を呼んで手動で開放しなければならない。 !! wxDbConnectInf::Initialize 単に、全てのメンバ変数をクリアされた状態に初期化する。コンストラクタから、自動的に呼ばれる。 !! wxDbConnectInf::GetAuthStr const wxChar * GetAuthStr() このクラスのインスタンスに設定されている、ユーザIDと一緒に使用されるパスワードを設定するための、アクセス関数である。 wxDbConnectInf::GetPasswordと同じ意味である。 !! wxDbConnectInf::GetDefaultDir const wxChar * GetDefaultDir() データソースのデータテーブルが格納された、デフォルトディレクトリを取得するための、アクセス関数。このディレクトリは、dBaseのようなファイルベースのデータソースに対してのみ、使用される。MS-Accessでは、ODBCアドミニストレータの中でこのパスを設定するため、MS-Access では、この設定は要求されない。 !! wxDbConnectInf::GetDescription const wxChar * GetDescription() このクラスのインスタンスに設定されている、記述(description)を取得するための、アクセス関数。 注意:記述(description)は、将来使用される項目であり、現在は使用されない。 !! wxDbConnectInf::GetDsn const wxChar * GetDsn() このクラスのインスタンスで設定されている、データソース名を取得するための、アクセス関数。 !! wxDbConnectInf::GetFileType const wxChar * GetFileType() このクラスのインスタンスで設定されている、ODBCデータソースのファイル種別を取得するための、アクセス関数。 注意:ファイル種別は、将来使用される項目であり、現在は使用されない。 !! wxDbConnectInf::GetHenv const HENV GetHenv() このクラスのインスタンスで管理されている、SQL環境ハンドルを取得するための、アクセス関数。 !! wxDbConnectInf::GetPassword const wxChar * GetPassword() このクラスのインスタンスに設定されている、ユーザIDと一緒に使用されるパスワードを設定するための、アクセス関数である。 wxDbConnectInf::GetAuthStrと同じ意味である。 !! wxDbConnectInf::GetUid const wxChar * GetUid() このクラスのインスタンスで設定されている、ユーザIDを取得するための、アクセス関数。 !! wxDbConnectInf::GetUserID const wxChar * GetUserID() このクラスのインスタンスで設定されている、ユーザIDを取得するための、アクセス関数。 !! wxDbConnectInf::SetAuthStr SetAuthStr(const wxString &authstr) このクラスのインスタンスに対して、ユーザIDと一緒に使用されるパスワードを設定するための、アクセス関数である。 wxDbConnectInf::SetPasswordと同じ意味である。 !! wxDbConnectInf::SetDefaultDir SetDefaultDir(const wxString &defDir) データソースのデータテーブルが格納された、デフォルトディレクトリを設定するための、アクセス関数。このディレクトリは、dBaseのようなファイルベースのデータソースに対してのみ、使用される。MS-Accessでは、ODBCアドミニストレータの中でこのパスを設定するため、MS-Accessでは、この設定は要求されない。 !! wxDbConnectInf::SetDescription SetDescription(const wxString &desc) このクラスのインスタンスに対し、記述(description)を設定するための、アクセス関数。 注意:記述(description)は、'''将来使用される'''項目であり、現在は使用されない。 !! wxDbConnectInf::SetDsn SetDsn(const wxString &dsn) このクラスのインスタンスに対し、データソース名を設定するための、アクセス関数。 !! wxDbConnectInf::SetFileType SetFileType(const wxString &) このクラスのインスタンスに対して、ODBCデータソースのファイル種別を設定するための、アクセス関数。 注意:ファイル種別は、'''将来使用される'''項目であり、現在は使用されない。 <<オリジナルのドキュメントでは、GetFileTypeの説明が記載されています。>> !! wxDbConnectInf::SetHenv void SetHenv(const HENV henv) このクラスのインスタンスに対して、SQLの環境ハンドルを設定するための、アクセス関数。 !! wxDbConnectInf::SetPassword SetPassword(const wxString &password) このクラスのインスタンスに対して、ユーザIDと一緒に使用されるパスワードを設定するための、アクセス関数。 wxDbConnectInf::SetAuthStrと同じ意味である。 !! wxDbConnectInf::SetUid SetUid(const wxString &uid) このクラスのインスタンスに対して、ユーザIDを設定するための、アクセス関数。 !! wxDbConnectInf::SetUserID SetUserID(const wxString &userID) このクラスのインスタンスに対して、ユーザIDを設定するための、アクセス関数。