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wxDbConnectInf

wxDbConnectInf

このクラスは、ODBCデータソースへのコネクションで必要なデータを保持するために使用される。この情報には、SQL環境ハンドル、データソース名、ユーザID、パスワード、そして(dBaseで使用される)デフォルトディレクトリパスが含まれる。このクラスで保持される、その他のオプションのフィールドは、記述(description)とファイル種別である。将来サポートされる関数では、両方とも、データソース定義の作成/操作のために追加される予定である。

wxDbConnectInf::wxDbConnectInf
wxDbConnectInf::~wxDbConnectInf
wxDbConnectInf::AllocHenv
wxDbConnectInf::FreeHenv
wxDbConnectInf::Initialize
wxDbConnectInf::GetAuthStr
wxDbConnectInf::GetDefaultDir
wxDbConnectInf::GetDescription
wxDbConnectInf::GetDsn
wxDbConnectInf::GetFileType
wxDbConnectInf::GetHenv
wxDbConnectInf::GetPassword
wxDbConnectInf::GetUid
wxDbConnectInf::GetUserID
wxDbConnectInf::SetAuthStr
wxDbConnectInf::SetDefaultDir
wxDbConnectInf::SetDescription
wxDbConnectInf::SetDsn
wxDbConnectInf::SetFileType
wxDbConnectInf::SetHenv
wxDbConnectInf::SetPassword
wxDbConnectInf::SetUid
wxDbConnectInf::SetUserID

wxDbConnectInf::wxDbConnectInf

wxDbConnectInf()

デフォルトコンストラクタ。

wxDbConnectInf(HENV henv, const wxString &dsn, const wxString &userID="", const wxString &password, const wxString &defaultDir="", const wxString &description="", const wxString &fileType="")

全てのメンバ変数の初期値設定を可能にする、コンストラクタ。

コンストラクタに1つの引数を渡すのではなく、このコンストラクタに対して、強制的にSQL環境ハンドルを自動的に作成するhenv引数に関して、下記の注意事項を参照のこと。

引数

henv
このコネクションに対して使用される環境ハンドル。SQL環境ハンドルを作成する方法については、wxDConnectInf::AllocHenvを参照のこと。注意:この引数にNULLを渡すということは、コンストラクタ自身でSQL環境ハンドルを作成しなければならないことを、コンストラクタに対して通知する。この引数にNULLを渡すと、コンストラクタは、内部的にwxDConnectInf::AllocHenvを呼ぶ。デフォルトのデストラクタが呼ばれたときに、デストラクタが環境ハンドルを開放するためにwxDConnectInf::FreeHenvを自動的に呼ぶよう、HENVがコンストラクタで作成されたことを示す、内部的なフラグが設定される。
dsn
データソースへのコネクションを作成するためにwxDbインスタンスを作成するときに使用される、データソースの名称。
userID
オプションとして、多くのデータソースは、データソースやデータテーブルにアクセスする時に接続ユーザに許可する特権を決定するために、ユーザ名の使用を認める(あるいは、要求する)。デフォルトは、""である。
password
オプションとして、'userID'で指定されるユーザIDに関連付けられたパスワード。デフォルトは、""である。
defaultDir
オプションとして、データファイルが格納されているパスとして、データソースで使用される。dBaseは、この情報を要求するデータソースの1つの例である。デフォルトは、""である。
description
オプションとして、将来使用されるものである。デフォルトは、""である。
fileType
オプションとして、将来使用されるものである。デフォルトは、""である。

所見

プログラムが長い書式のコンストラクタを使用し、コンストラクタに対してSQL環境ハンドルを自動的に作成させ、さらに、ハンドルの破棄を管理することが、強く推奨される。


wxDbConnectInf *DbConnectInf;
DbConnectInf = new wxDbConnectInf(0,"MY_DSN", "MY_USER", "MY_PASSWORD");
....the rest of the program
delete DbConnectInf;

参考

wxDConnectInf::AllocHenv, wxDConnectInf::FreeHenv

wxDbConnectInf::~wxDbConnectInf

~wxDbConnectInf()

クラスのインスタンスのデフォルトデストラクタ。wxDbConnectInfの長い書式が使用された場合、デストラクタは、SQL環境ハンドルを破棄するために、wxDbConnectInf::FreeHenvを呼ぶことを管理する。

wxDbConnectInf::AllocHenv

bool AllocHenv()

あるODBCデータソースと連動して使用される、SQL環境ハンドルを確保する。

注意
この関数は、長い書式のwxDbConnectInfデフォルトコンストラクタで、自動的に呼ばれる。

wxDbConnectInf::FreeHenv

void FreeHenv()

このクラスのインスタンスで管理されている、SQL環境ハンドルを開放する。

注意
SQL環境ハンドルが長い書式のwxDbConnectInfコンストラクタを使用して作成された場合、このクラスのデストラクタが呼ばれたときにHENVが破棄されなければならないことを示すフラグがfalseにリセットされる。そのため、その後、wxDbConnectInf::AllocHenvを使用して作成されたハンドルは、この関数を呼んで手動で開放しなければならない。

wxDbConnectInf::Initialize

単に、全てのメンバ変数をクリアされた状態に初期化する。コンストラクタから、自動的に呼ばれる。

wxDbConnectInf::GetAuthStr

const wxChar * GetAuthStr()

このクラスのインスタンスに設定されている、ユーザIDと一緒に使用されるパスワードを設定するための、アクセス関数である。
wxDbConnectInf::GetPasswordと同じ意味である。

wxDbConnectInf::GetDefaultDir

const wxChar * GetDefaultDir()

データソースのデータテーブルが格納された、デフォルトディレクトリを取得するための、アクセス関数。このディレクトリは、dBaseのようなファイルベースのデータソースに対してのみ、使用される。MS-Accessでは、ODBCアドミニストレータの中でこのパスを設定するため、MS-Access では、この設定は要求されない。

wxDbConnectInf::GetDescription

const wxChar * GetDescription()

このクラスのインスタンスに設定されている、記述(description)を取得するための、アクセス関数。
注意:記述(description)は、将来使用される項目であり、現在は使用されない。

wxDbConnectInf::GetDsn

const wxChar * GetDsn()

このクラスのインスタンスで設定されている、データソース名を取得するための、アクセス関数。

wxDbConnectInf::GetFileType

const wxChar * GetFileType()

このクラスのインスタンスで設定されている、ODBCデータソースのファイル種別を取得するための、アクセス関数。
注意:ファイル種別は、将来使用される項目であり、現在は使用されない。

wxDbConnectInf::GetHenv

const HENV GetHenv()

このクラスのインスタンスで管理されている、SQL環境ハンドルを取得するための、アクセス関数。

wxDbConnectInf::GetPassword

const wxChar * GetPassword()

このクラスのインスタンスに設定されている、ユーザIDと一緒に使用されるパスワードを設定するための、アクセス関数である。
wxDbConnectInf::GetAuthStrと同じ意味である。

wxDbConnectInf::GetUid

const wxChar * GetUid()

このクラスのインスタンスで設定されている、ユーザIDを取得するための、アクセス関数。

wxDbConnectInf::GetUserID

const wxChar * GetUserID()

このクラスのインスタンスで設定されている、ユーザIDを取得するための、アクセス関数。

wxDbConnectInf::SetAuthStr

SetAuthStr(const wxString &authstr)

このクラスのインスタンスに対して、ユーザIDと一緒に使用されるパスワードを設定するための、アクセス関数である。
wxDbConnectInf::SetPasswordと同じ意味である。

wxDbConnectInf::SetDefaultDir

SetDefaultDir(const wxString &defDir)

データソースのデータテーブルが格納された、デフォルトディレクトリを設定するための、アクセス関数。このディレクトリは、dBaseのようなファイルベースのデータソースに対してのみ、使用される。MS-Accessでは、ODBCアドミニストレータの中でこのパスを設定するため、MS-Accessでは、この設定は要求されない。

wxDbConnectInf::SetDescription

SetDescription(const wxString &desc)

このクラスのインスタンスに対し、記述(description)を設定するための、アクセス関数。
注意:記述(description)は、将来使用される項目であり、現在は使用されない。

wxDbConnectInf::SetDsn

SetDsn(const wxString &dsn)

このクラスのインスタンスに対し、データソース名を設定するための、アクセス関数。

wxDbConnectInf::SetFileType

SetFileType(const wxString &)

このクラスのインスタンスに対して、ODBCデータソースのファイル種別を設定するための、アクセス関数。
注意:ファイル種別は、将来使用される項目であり、現在は使用されない。
オリジナルのドキュメントでは、GetFileTypeの説明が記載されています。

wxDbConnectInf::SetHenv

void SetHenv(const HENV henv)

このクラスのインスタンスに対して、SQLの環境ハンドルを設定するための、アクセス関数。

wxDbConnectInf::SetPassword

SetPassword(const wxString &password)

このクラスのインスタンスに対して、ユーザIDと一緒に使用されるパスワードを設定するための、アクセス関数。
wxDbConnectInf::SetAuthStrと同じ意味である。

wxDbConnectInf::SetUid

SetUid(const wxString &uid)

このクラスのインスタンスに対して、ユーザIDを設定するための、アクセス関数。

wxDbConnectInf::SetUserID

SetUserID(const wxString &userID)

このクラスのインスタンスに対して、ユーザIDを設定するための、アクセス関数。

最終更新時間:2005年09月06日 22時36分37秒